琉球史跡散歩:浦添路

2011
06-08
 東京の友人が沖縄入りです、沖縄県内の会社へ用事のようです。用事は午前中で、その後何処かに行こうという!困りました、この友人は既に沖縄中を見て回っていて、いまさら行くところが思いつきません。本人は浦添城(ウラソエグスク)に行こうといいます!そうだよね!琉球の”城”私自身もも踏破してないところが沢山残っているではないか(ほとんど知らないのだが:笑い)ということで、”城”関連の史跡廻りに決定です。まずは、本人の希望を入れて、伊祖城跡・浦添ようどれ・浦添城跡を散歩することに!伊祖城跡公園の駐車場へ車を止め、公園の階段を登ると目の前に大きなガジュマルの木が見えます、その周辺の広場では、お年寄り達がグランドゴルフを楽しんでいます、古き歴史と現在とのコラボレートです、傍らをぬけ城跡の見学用に作られた木の階段を上がると石畳の道が現れてきます、さらに石の階段を上ると鳥居が見えます、城ができた当時の琉球には神道はなかったと思うのですが、何故ここに鳥居があるのでしょう!私としては不思議でなりません。調べると、現在は伊祖神社として祀られているようです、なんとなく納得かな!?でも不思議だよね!

浦添a 浦添b

伊祖城跡

 伊祖城(イソグスク)は、英祖王(1260~1299年 在位)の父祖歴代の居城だと伝えられています!英祖王の父・恵祖世の主は、沖縄最初の王統だといわれる天孫氏の流れをくむ人物で、伊祖城を居城としていました。恵祖世の主には、子供がいなかったのですが、ある晩、日輪が飛んで来て妻のふところに入る夢を見ました。そして生まれたのが英祖王だと言われています、英祖王の神号は、「英祖日の子」(エソノテダコ)となっています。

 琉球の開闢(かいびゃく)の人祖といわれるアマミキヨが建造した由緒ある古い”城”(グスク)だとも言われています。また、伊祖城を謡った「おもろそうし」には、「伊祖の石城(イシグスク)」、「伊祖の金城(カニグスク)」など、この”城”が堅固であったことが謡われています。

浦添ようどれ

 浦添城に上がる道の手前から見学用の木の階段を、左に降りて行くと視界が広がり”浦添ようどれ”にたどりつきます、白い琉球石灰岩で作られた王陵は、向かって右側が、1261年に作られた”英祖”王の陵墓で、左側が1620年に作られた”尚寧”王の陵墓と言われています。英祖王は、沖縄が3つの王統に分かれていた三山時代、浦添を中心とした「中山」の王で、尚寧王は、第二尚氏と呼ばれる王統で即位した王で、この二つの陵をまとめて”ようどれ”と呼んでいます。ようどれは、琉球語で「夕凪」のことで、他に「極楽」という意味もあるのだそうです。現在市名となっている”うらそえ”には「津々浦々を支配する」という意味があるとのことです。
 
浦添c 浦添d

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浦添h 浦添g
  
浦添城跡

 浦添城(ウラソエグスク)は、首里城に王府が移されるまでの約220年間、中山王の舜天王統、英祖王統、察度王統の居城であった。首里城に首都が移る(1361年~1427年の間と考えられている)と廃墟と化したようである。
 浦添城は、13世紀ごろ築城され、15世紀までに英祖王や察度王などが居城としたと言われています。14世紀に中国や東南アジアとの交易で栄えた浦添は、王都として整備され、首里の原型となります。15世紀の初めに王都が首里城に移転し、浦添城は荒廃しましたが、その100年後に、浦添出身の尚寧王が再び居住するようになります。”浦添ようどれ”には英祖王と尚寧王が眠っています。

 
浦添i 浦添j

浦添k 浦添l
 
 浦添城に上がる途中には、伊波普猷氏の御墓があります、伊波普猷氏は、明治9年に沖縄に生まれ、東大在学中に浦添が首里以前に古都であったことを最初に論じた「浦添考」などの優れた論文を発表、帰郷して県立図書館長になった伊波先生は、歴史研究の傍ら、琉球処分後の沖縄差別で自信を失った県民に、自信と誇りを回復する啓蒙活動を行ったのです。

 浦添城は、大した遺構は残っておりませんが、市民の憩いの場であり、ここから眺める眺望は素晴らしく、はるか先には、東シナ海に浮かぶ慶良間諸島や、太平洋上に浮かぶ久高島も望むことができます。また、現在取り上げられている普天間飛行場も眼下に望むことができます。

★次は「琉球歴史散歩:中城路」を6月10日に公開です★

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